ISPプロキシとは?わかりやすい解説
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要点: ISPプロキシは、データセンター内のサーバーハードウェア上で動き、名前の分かるインターネット事業者のネットワークに属する静的IPアドレスです。サーバー並みの速度で応答し、ネットワークを照会するとその事業者の名前が返ります。支払った期間中ずっとお客様がアドレスを保持します。アドレスは変わらず、その間ほかの誰も使いません。
ISPプロキシは、普通なら別々の種類のプロキシから得る二つのものを組み合わせています。データセンター内のサーバーと、インターネット事業者のネットワーク上のアドレスです。ProxyJamはこの製品を販売していますが、この解説では販売者を比較しません。設定方法はISPプロキシのページで説明しており、このようなページの出典の選び方と訂正の仕方は当社の編集方針に定めています。
プロキシがISPプロキシであるための条件は?
ISPプロキシを定義するのは二つの事実です。マシンがどこにあるか、そしてアドレスが誰のネットワークに属するか。二つめは公開された記録で、誰でも確認できます。
マシンの場所
アドレスはラックから、データセンターの回線を通じて応答します。家庭のルーターが電源につながったままであることに頼らず、テレビをストリーミングしている誰かと家庭用回線を共有することもなく、サーバーに期待される速度で応答します。
アドレスが属するネットワーク
インターネット上で、リクエストがどんな種類の接続から来たかを知りたいものは、どのネットワークがそのアドレスをアナウンスしたかを照会します。ISPプロキシならその照会はインターネット事業者を返し、普通のサーバーならホスティング会社を返します。この記録は公開されていて無料で確認でき、この製品はそれを軸に作られています。
ISPプロキシにはなぜ名前が二つあるのですか?
それぞれの名前が、同じ製品の別々の性質を表しています。ISPプロキシは、アドレスが誰のネットワークに属するかを示します。静的レジデンシャルプロキシは、市場がそれをどう分類しているかを示します。ネットワークの点ではレジデンシャル、アドレスが動かないので静的、というわけです。
両方の名前を、二つの別々のページで使っている販売者もあります。市場で両方が残っているのは、購入者がどちらの言葉でも検索してくるからで、一方の言葉向けに書いたページが他方の疑問に答えるとは限りません。当社のカタログも同じやり方をとっています。ISPプロキシのページと静的レジデンシャルプロキシのページは同じアドレスを販売しています。
照会でプロキシの種類をどう見分けるか
アドレスの背後にあるネットワークを照会すると運用者の名前が返り、その名前から、サイトは自分が見ているのがどの種類のプロキシかを判断します。ネットワークはASN(自律システム番号)で識別されます。自律システムに関するIETFのガイドラインであるRFC 1930は、自律システムを「一つ以上のネットワーク運用者が運用する、一つ以上のIPプレフィックスからなる連結したまとまりで、単一かつ明確に定義されたルーティングポリシーを持つもの」と定義しています。IANAはAS番号を五つの地域インターネットレジストリ(AFRINIC、APNIC、ARIN、LACNIC、RIPE NCC)に割り振り、各レジストリがそれをネットワーク運用者に割り当てて、誰がどの番号を保有しているかを公開しています。
データセンターのアドレスを見分けるのに、サイトに必要なのはこの照会一つとホスティング事業者の一覧だけです。そのため、データセンタープロキシは、確かめようとする対象には筒抜けです。インターネット事業者がアナウンスしているアドレスに同じ照会をすると、そのアドレスの出どころのネットワークとしてその事業者の名前が返ります。リースされたブロックでは、登録そのものには別の保有者が記載されていることがあり、事業者はその保有者のためにルーティングしています。
照会が行われる様子は実際に見ることができます。当社のWhat Is My IPページは、アクセスしてきたアドレスのインターネット事業者とネットワーク(ASN)を表示します。まずご自身の接続で開き、次にブラウザにプロキシを設定して(当社の無料拡張機能ProxyJam Connectorならワンクリックです)再読み込みしてください。2行の表示がプロキシのものに変わり、データセンターのアドレスならホスティング会社が、ISPのアドレスならキャリアが表示されます。
検出されないという主張は疑ってかかるべきです。ISPのアドレスは実在するインターネット事業者のネットワーク上にあり、そのルーティング記録は誰でも照会できるよう公開されています。
ISPプロキシは何が得意ですか?
ISPプロキシは、対象に週をまたいで同じ訪問者として認識してもらう必要がある作業に向いています。
- ご自身が所有する、または運用を認められたアカウントでのログイン作業。 あるアドレスで確立し、別のアドレスで続けたセッションは、相手側からはアカウントが乗っ取られたように見えることがあります。固定アドレスなら、セッションはサイトが想定する場所にとどまります。
- アドレスに与えられたアクセス。 許可リスト、IPに紐づいたAPIキー、指定したアドレスを受け入れるパートナーは、いずれもそのアドレスが来月もお客様のものであることを必要とします。
- 長期にわたる計測。 今週と先週を比べられるのは観測点が動かなかった場合だけで、プールは実行のたびに観測点を動かしてしまいます。
- 長時間続く接続。 数時間保持する接続は、スティッキーの時間枠が何を約束していたとしても、その下にあるアドレスが変わった時点で終わります。
ISPプロキシが向かないのはどんなときですか?
ISPプロキシが合わないのは、広範なクロール、誰も確認しない対象に向けた大量処理、そしてブロックされない存在になりたいと考える場合です。
- 広さ。 多数のドメインに1回ずつ触れる作業は、毎回新しい訪問者として届くほうが有利です。それを提供してトラフィックに課金するのがローテーションプール(英語)で、そうした作業に固定アドレスを買うのは形の合わない買い方です。
- 気にしない対象に向けた大量処理。 誰が要求しているかを何も確認しないなら、インターネット事業者の登録を見る者もいません。データセンターのアドレス(英語)が同じ作業をより安くこなします。
- ブロックされないこと。 そんなアドレスはありません。インターネット事業者のネットワーク上の固定アドレスは、一見しただけで拒否される理由を一つ取り除きますが、接続後の行動を理由に対象がそれを拒否することは依然としてありえます。
ISPプロキシの価格はどう決まりますか?
事業者はアドレスと期間に対して課金します。お客様は支払った期間、特定の一つのアドレスを保持するので、請求額が測るのはそれです。GB単位の製品は小さな作業では安く見えますが、大きな作業では予測できなくなります。アドレス単位の製品は、利用の少ない月も多い月も同じ費用なので、請求額は作業を始める前にお客様が選ぶ数字になります。
当社は各プランをIP単位・月単位で価格設定しています。期間を長くしたり注文を大きくしたりすると合計額は増えますが、IPあたりの月額は変わりません。プランは料金ページに掲載しています。トラフィックは計測しません。ProxyJamの各プロキシは同時セッションを最大100まで保持でき、暦月で50 GBを転送すると、その請求期間の残りは上限が10に下がります(利用規約第2.4条)。
現在カタログでは、これらのアドレスを77か国で提供しており、それぞれが名前の分かるキャリアに属しています。国の一覧はISPプロキシのページにあります。
ISP、レジデンシャル、データセンターのプロキシはどう選べばよいですか?
対象にお客様を認識してもらう必要があるかどうかを考えてください。その答えで選択のほとんどが決まります。
必要があるなら、動かないアドレスが求められます。次に、登録の問題で、データセンターのアドレスで足りるかどうかが決まります。一般消費者向けの対象はホスティングのアドレス範囲を疑ってかかる可能性が高く、それがISPのアドレスを指し示します。これは対象が許可している作業についての話です。サイト自身のアクセス規則をすり抜けることは、当社の適正利用ポリシー第5条で禁止されています。
すべてのリクエストが別々の見知らぬ相手から来るべき作業はローテーションプールに属するもので、お客様が読んでいるのは見当違いの製品です。当社はローテーションのアドレスもデータセンターのアドレスもまだ販売していません。ローテーションレジデンシャル(英語)とデータセンター(英語)のページで、それぞれの仕組みを説明しています。
お客様を認識してもらう必要がある対象のためには、ISPプロキシのカタログにすべての国とキャリアを掲載しています。さらに詳しく扱う記事が三つあります。ISPとローテーションレジデンシャルの比較は一つのアドレスを保持することとプールから取り出すことを比べ、レジデンシャルとデータセンターの比較はチェッカーが何を読み取るかを順に説明し、モバイルとレジデンシャルの比較はキャリアのアドレスが何を加えるかを説明しています。
